2007年に弊社でリフォームさせて頂きましたマンションの
玄関から廊下の様子です。
こちらで注目して頂きたいのが、壁の仕上げです。
何かが塗ってあるような感じがするのが見えますでしょうか?
こちらは、ポーターズペイント、というメーカーの粒々の混ざった塗料です。
砂のような感じで質感がしっとりととてもいい雰囲気です。
お施主様が、リフォーム完成後に塗装をされました。
リフォームのご計画の段階で、お客様はこちらのペイントで仕上げをすることを
お決めでいらっしゃいましたので、下地として使用できる
ルナファーザーという紙のクロスを壁に使うことをお望みでした。
 【左写真:ルナファーザーの表面】
ルナファーザーは、ドイツ出身のエコ壁紙で、塗装で仕上げて使用するための
下地用の壁紙です。
ちょうど、厚手のキッチンペーパーのような風合いで、模様(パターン)も何種類もあります。
お客様は外国のアパートメントのような、フラットでマットな印象の壁になさりたかったので、
ルナファーザーのパターンの中でも、何も模様のない、フラットなものを希望されていました。
しかし、こちらのお客様のリフォーム工事では、マンションの室内全ての壁・天井の下地を新しくしたわけではなく、
壊す必要のない場所は既存の石膏ボード下地のまま、新しくお作りした間仕切りや天井は新しい下地と、
両方が混在していました。
そのような下地の場合、フラットなルナファーザーを貼ると、
下地の凸凹がかなり出てしまいます。
特に太陽の光が差したときに、斜めから見たりすると、とても目立ちます。
私たちの会社、またクロス工事をお願いした協力業者からのアドバイスとして、
ご希望のフラットなルナファーザーを貼る事は承れません、とお客様にお伝えしました。
お客様にとって、ポーターズペイントは、強いご希望でした。
お話をさせて頂いた結果、下地のクロスが自然素材かどうか、ということよりも、
表面にお好みの塗装をお使いになる事が、一番のご希望ということが
分かりました。
そこで、私たちの方から、下地がさほど目立たず、質感がフラットで、
更にペイントのできるクロスをご提案させて頂き、ご了解いただきました。
ルナファーザーではなく、一般のビニルクロスだったのですが、ある程度厚みがあり、
壁の不陸(平らでないこと)もそれほど目立たず施工ができそうでした。
出来上がってみると、そのクロスのマットな質感を、お客様はとても気に入ってくださり、
(真っ白なコンクリートの壁のような、重みのある仕上がりでした)、
「しばらくはペイントを塗らずに暮らそうと思います!」と仰ってくださいました。
廊下は写真のように塗装をされましたが、リビング・ダイニングや、寝室の壁の一部は、
少し経って気分を変えたくなったときに、塗装なさるそうです。
リフォーム工事は、出来上がってみないとその空間を実際には感じる事ができないので、
見えない部分をいかに分かって頂けるようにご説明させて頂くかは、
私たちの責任と考えます。
実物を可能な限り見て頂く、試して頂くのは基本的なことですが、
私たちもプロとしての意見をきちんとお伝えし、なおかつお客様の
ご要望で、本当に叶えたい事はどこなのかをきちんとお聞きして、
ベストな方法を、両者で見つけていくことは、とても大切な作業です。
>>ルナファーザーについてはこちらにも詳しく掲載しています
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